フィルターのお話し

飼育の基本

アクアリウムでは、濾過が重要なのは既にお話しした通り。

そこで今回は、その濾過を行う器具=フィルターについてざっと話してみたいと思う。

フィルターの種類

フィルターには以下の種類がある。

  • 上部フィルター
  • 外部フィルター
  • 底面フィルター
  • 外掛け(壁掛け)フィルター
  • 水中(投げ込み)フィルター
  • オーバーフロー

魚の種類や水槽の大きさ等、飼育する環境によってどのフィルターも一長一短があるし、当然飼育の目的によってフィルター選びの基準も変わってくるが「水をきれいにする」目的はどれも同じだ。

そして、このうちメインフィルターとして比較的よく使用されるのは上部フィルター、外部式フィルター、底面フィルターの3つになるので、以下からはこのフィルターについて説明してみよう。

 

上部フィルター

水槽の上に載せて使用するタイプのフィルター。

 

 

値段が手頃で扱いやすく、初めて使うには最適なフィルターとも言える。ただしその構造上、水槽サイズに合致したものしか使用できないので、規格外サイズの特殊な水槽では使用できない。

 

外部フィルター

密閉された容器にポンプを組み込ませたフィルター。

上部フィルターのように水槽サイズを選ぶ事無く目的に見合った製品を選べ、水槽内における給排水の配管の自由度が高く、動作音が静かなのが特徴だ。

 

 

ただし、上部フィルターと比べるとやや扱いにくく(特に始動時)、メンテナンスもやや面倒な部分がある。

 

底面フィルター

水槽内の底面に敷くタイプのフィルター。上記二つのフィルターよりもかなり求めやすい価格設定となっているが、動かす為にはポンプが別途必要になるので注意。

 

 

通常、このフィルターの上に底床を敷く事で本来の機能を発揮する。底面全体で濾過を行うため濾過能力は非常に高いが、物理、生物の二つの濾過を底床一つで全て賄うことになるので、こまめなメンテナンスが必要不可欠となる。

また、底床の目詰まりが酷くなった場合は、魚や底床を一度外に取り出して行わなければならないので、メンテナンス面においては意外と苦労するフィルターでもある。動作音はエアレーションの音がする程度。

 

フィルターメンテナンス

単純な濾過能力を比較した場合、どのフィルターを使用しても差はほとんど変わらないだろう。

では、何が一番差が生じるのかと言うと、ズバリ「メンテナンス性」である。

実は水換えと同じぐらいフィルターのメンテナンスは重要な項目だ。

魚の飼育に必要なもの

上の記事にも書いたように、フィルター単体では水を濾過する事はできない。

これらのフィルターに「ろ材」を用いる事で初めてフィルターとして機能するなのだが、このろ材が汚れて目詰まりを起こすと濾過能力がガクンと落ちてしまうからである。

つまりフィルターのメンテナンスとは、ろ材の目詰まりを防ぐ事が主な目的となるのだが、ここで特に注意しておきたいのはバクテリアの存在である。

 

バクテリアはフィルターの要

メンテナンスという言葉を聞くとろ材の全てを清掃、交換した方が良いと考えがちだが、それだけは間違ってもしてはいけない。

ろ材には水をきれいにするバクテリアが沢山付着しているのだが、これを洗い流してしまうと濾過能力がこれまたガクンと落ちてしまうからだ。

よって、

物理濾過

生物濾過のろ材の目詰まり、汚れ防止に専念させる→メンテ頻度を上げる

生物濾過

頻繁にメンテナンスする事を避け、バリテリアを活性化させる→メンテ頻度を下げる

といったように、濾過の役割をそれぞれ明確にする事で濾過能力の維持を図るようにする。

具体的にはこれらの濾過を

 

吸水→物理濾過→生物濾過→排水

 

という順に並べ、物理濾過をすることによって生物濾過へのダメージを軽減させるのが極めて重要だ。

また、生物濾過のろ材を洗う際は、カルキの残った水道水で洗ってしまうとバクテリアが死滅する恐れがあるので、カルキ抜きをした水、もしくは飼育水で軽く洗う程度に留めておこう。

関連記事

飼育の基本

Posted by ドン・モフチョ