コリドラスを飼おう!!(4)

コリドラス飼育のコツ

 

このシリーズはこれで一旦終了。ここまで来れば、後はコリドラスを実際に飼い始めるだけとなるがが、最後は水槽が立ち上がるまでの話を中心にまとめてみたいと思う。

好きなコリドラスが決まったら

最初に入れるパイロットフィッシュは、前回に話したように赤コリ、白コリ、青コリ、ステルバイあたりのコリが無難である。

もちろん他の魚でも問題無いが、あくまでコリドラス飼育のスタートということで、コリドラスの迎え入れ前提で話を続けてみたい。

迎え入れる数は水槽サイズによって異なるが、一般的な60cm規格水槽(水量約57ℓ)であれば3匹前後でいいだろう。ざっと計算するならば水量15ℓあたりにつき1匹程度が目安だ。

水槽が立ち上がっていない状態でいきなりたくさんのコリドラスを投入するのは危険なので、まずはこのくらいの数から飼育をスタートさせるようにしたい。

そして、ショップなり通販なりで好きなコリドラスを迎え入れたら、まずはプラケース等に移してコリドラスの状態を再確認する。ここで病気や寄生虫の有無を確認するのだが、特にこれといった問題が見られないようなら十分に水合わせをしてから水槽に投入しよう。

 

まずはプラケースでじっくりと観察だ

 

また、何かしらの問題があるようならば、そのプラケースに入れたままトリートメント作業に入る。このトリートメント作業については、下記の記事を参考にしてもらいたい。

 

 

 

コリドラスの泳ぎ方、もふり方のチェック

コリドラスが正常な状態であれば、すぐに元気よくもふってくれるはず。

水流に乗って遊んでくれたりと、やたらと騒がしい動きをするが、これは水が合わないとかそういった問題では無く、環境が変わって興奮しているだけの状態なのでそのまま静観していればよい。

また、この時にコリドラス達にそのような元気がなくとも、とりあえず一晩くらいは様子を見守ろう。

 

餌を与えるタイミングと量

コリドラスの愛くるしい動きを見てしまうと、ついつい餌を与えたくなってしまいがち。

ただ、この時点では飼育水が出来ていない状態かつコリドラスも水に馴染みきっていないので、迎え入れた日を含めて2日間は餌を与えないようにしたい。

 

環境に馴染むまでは我慢

 

そして2日過ぎても元気な様子だったら、そこで初めて餌を入れる。コリドラスの活動する時間帯は日中なので、与えるタイミングはその間であればいつでもOKだ。

ところでこの時に与える餌の量だが、これがまた意外と難しかったりする。

なにしろコリドラスは餌を見つけるのが下手。明後日の方向をもふりだしたりするので、少量の餌だと気付かないなんてこともあり得る。おまけに餌を食い散らかす魚なので、迎え入れ初期は餌の種類にも注意しなくてはならない。

そこでオススメしたいのがコリドラス専用餌。中でも水を汚さないタブレット状のものが与えやすい。

 

 

顆粒タイプではなくタブレット状の餌をオススメする理由は、水を汚しにくいというメリットがあるから。

一部タブレットの中には水を汚すものもあるが、コリドラス専用餌として売られている餌のほとんどは餌が溶けにくい固いタブレット状になっているので、万一餌が残ってしまったら、ピンセット等で取り出そう。これならば残り餌で水を汚す心配も無くなる。

 

タブレット以外の餌を与えるのは水飼育水が出来上がってから

 

ちなみに餌の量だが、上記のひかりクレストコリドラスの場合、一粒でコリドラス5〜6匹前後がおおよその目安。それを一日一粒といった具合に与えるようにする。

また、できるならばそのまま与えるのではなく、半分に割って与えたほうが食い付きもいい。

 

飼育水が出来上がるまでの目安

これは一概に「これだ」とは言えないが、順調に稼動すればおおよそひと月前後で出来上がる。出来ることならばこの期間は水換えを定期的に行い、その都度水質チェックをするようにして飼育水の状態をしっかり見極めるようにしたい。

水換えのタイミングと量は、一週間に一度、量は飼育水の1/3程度にとどめよう。頻繁に水換えを行ってしまうと、濾過バクテリアが発生しにくくなるので注意が必要だ。

さて、お次ぎはこの水質チェックになるが、これは試験紙を使用するのが便利で簡単のように思う。

 

水換え毎にチェックし、亜硝酸が検出されなくなるようならば水が出来上がったと見て問題無い。

そしてこの時、若干の硝酸塩が検出されるはずだが、それは濾過が効いている=飼育水が出来上がった証拠となるので、この二つだけは必ずチェックするようにしよう。

モフチョの経験では……

モフチョ

水槽サイズにもよるのだが、飼育水が完全に出来上がるまでには半年から1年ほどかかるような気がしている。ひと月というのは「一通りの濾過サイクルが出来た」という段階にしか過ぎないので、長期的な観測のもと水槽を管理して欲しい。

 

飼育水が出来上がったら

飼育水が出来上がってしまえばこちらのもの。後は楽しくコリドラスと付き合っていくだけとなる。

 

 

ただし、一度に沢山のコリドラスを迎え入れる事は避け、適切な飼育数を考えながら、少量ずつ迎え入れるようにしよう。

 

まとめ

シリーズ最初でも書いたように、コリドラスはとても種類が豊富でコレクション性の高い魚である。

また、丈夫で飼育もしやすく、比較的長生きする魚でもあるので、ひとたび飼い始めると飼育者が考えている以上に長い付き合いになっていく可能性が高い。

そんな魚なので、終生飼育をするとなるとそれなりの設備や環境、そして飼主の「心構え」も必要になるので、簡単に飼えるからといって粗末に扱う事だけは絶対にして欲しくはない。

ところで最近、コリドラスを乱雑に扱うブログ等(金魚や大型魚、フグ等と混泳させるようなブログ)を目にする機会が増えているが、これから飼い始める方達にはそれは反面教師として捉え、より正しい知識と接し方をもって可愛いコリドラス達をしっかりと飼い込んであげるよう、モフチョは強く望みたい。

 

長い付き合いだからこそ愛着もわく

 

コリドラスは人に「慣れる」ような魚では無いが、コリドラスにはそれを持って有り余るだけの魅力がある。

コレクションするのも良し、ブリードに挑戦するのも良し、コリドラスは飼えば飼うほどにその魅力が飼育者に伝わってくる魚なので、興味を持たれた方は、是非ともこれを機にコリドラス飼育にチャレンジして欲しいと思う。(終わり)


コリドラスを飼おう!!(4)


 

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