大地震、そして停電

雑記帳

まずは先の地震で被災された方のお見舞いを申し上げるとともに、犠牲となった多くの方のご冥福を祈りたいと思います。

モフチョの住むあたりでは震度5弱を記録した。過去に震度5の地震は経験しているが、今回の揺れはそれ以上の強さに感じた。

この日のモフチョはたまたま休みとなり、二時過ぎまで爆睡していた。そして目を覚ますと朝(?)の一服を済ませ、パソコンと水槽をボケーっと眺めていた。

・・・この時点でいつもと違う日だった。不謹慎に聞こえるかも知れないが、今振り返ると、この日自宅にいた事は幸運だったのかもしれない。

それからほどなくして「横揺れ」を感じる。すぐに地震と気付いたものの「横揺れから始まる地震はそう大きく無い」と認識していたので、そのままパソコンと水槽を眺めていた。

しかし、揺れは収まるどころかますます大きくなる一方。

「こりゃまずい!」とすぐに立ち上がり、目の前の水槽(コリドラス、グリーンアジアアロワナ)を押さえた。

奥方も咄嗟に小型魚水槽を押さえるが、揺れは収まらない。「テーブルの下に潜れ!」と声を掛けるも、身体が動かない様子。次第にどの水槽も水面は大きくうねりはじめ、遂にはコリドラス水槽の水が足に降り掛かる。

基本的にモフチョ家では水槽の水は満タンにしない。

これも、こういった事態を想定しての話なのだが、コリドラス水槽とクラウンローチ水槽は他の水槽よりも幾分多めに入れてあったので、このように水が飛び出てしまった。ただ、他の水槽のほとんどは枠付き水槽かつ蓋を使用しているので、これだけの揺れでも水は少しも溢れる事は無かった。

 

意外にも水が溢れなかったクラウンローチ水槽

 

そしてその揺れの途中、突如電源が落ちる。これだけの地震なのだから、停電もやむなし。ただ、すぐに復旧するだろうと考えていたが・・・。

その間、家の中で落下したものはモフチョの携帯と風呂桶のみで、さしたる被害は無かったので、早速各水槽と水槽台の点検に入る。

 

一番心配だった各アロワナ水槽も異常なし

 

一番古い鯉水槽も事無きを得た

 

水漏れや破損、そして水槽のズレも無く、どの水槽も目立った異常は無かったが、水槽内のレイアウトが崩れてしまったものはあった。

 

コリドラス水槽の流木は全て倒れていた

 

 

また、強度的に一番不安に感じていたアロワナ水槽の木製台も異常はなかった。万一の事を考えてプラ束(床下の補強用建材)を咬ませていたが、多少なりとも効果はあったんじゃなかろうか。

 

黒い筒状のものが「プラ束」

 

水槽が無傷ならとりあえず一安心といったところだが、問題はこの停電。上にも書いたが、この時は2、3時間で復旧するだろうと楽観視していた。

当然パソコンは使えないので、懐中電灯付きのトランジスタラジオを取り出して地震の情報を得る事にした。

情報が錯綜しているのは仕方無いが、かなり大きい地震だったことを知る。マグニチュードも次々と修正され、観測史上最大の地震とのニュースを耳にした。次に市内の緊急防災放送が流れる。停電復旧のメドは立ってない、と。

「こりゃ少々長引くな」と思うも、この時点でも「長くて数時間」とまだ楽観視していた。

「こんなこともあろうかと」と思って用意していたインバータ(DC/AC変換機)が、引越しで行方不明になっていたことに気付いたが、数時間ならば凌げると判断し、乾電池と電池式のエアポンプをあるだけ引っ張りだし、準備に入る。

 

 

・・・が、ここで予期せぬトラブルが発生。まともに動く電池式エアポンプが3台中のうち1台しかない。3台でローテさせる目論みが簡単に崩れてしまった。

やはりケチって◎EXの安物を買ったからなのか・・・。それでも誤摩化しながら使える程度に1台を修理し、2台ローテ体制を作る事には成功した。

 

 

そうこうしているうちに薄暗くなってきた。時計は6時を回る。ガスと水道は使用出来るも、未だ停電は復旧せず。とりあえず釣りの時に使っている乾電池式の蛍光灯をつり下げ、明かりを確保する。

 

 

こうなってくると水温の下がるスピードも速くなるだろうし、今後さらに低下する事は明白。

ある程度の暖を確保するため、これも釣りの時に使用する屋外用ストーブを取り出し、各水槽に照射を開始する。

 

 

ただ、この手の製品は屋内での使用は基本的にNG。というよりは真似をしちゃ絶対にダメ。一酸化炭素中毒になる危険性が非常に高いからだ。

それでも何もしないよりはマシと、ガスの量と換気に注意しながら照射を続ける。これでも水温は徐々に下がる様子だが、停電から5時間、通常25℃で稼働しているコリドラス水槽はなんとか24℃をキープする。

・・・しかしいつまで停電が続くのか。

このストーブを使い続けるのも無理はある。そしてストーブのガスカートリッジを交換する際、カートリッジ取り付け部分が根元から脱落してしまう。室内で長時間使用したせいなのか、単に劣化しただけなのかは解らないが、これで暖をとる事は不可能となった。

こうなったからには、原始的な手段を選ぶしか無い。空ペットボトルにお湯を入れ、それを水槽に投入して水温低下を抑える作戦に出る。手間隙は掛かるが、幸いにしてガスと水道は生きているのだから、これ以外の方法は無い。

時間は午後8時。ここからひたすら

お湯を沸かす→ペットボトルに入れる→ペットボトルを投入→冷めたら取り出す

の繰り返し。奥方とで黙々とこの作業を繰り返す。

後は一秒も早く停電が復旧する事を祈るだけだが、ここまで長い停電は初めての経験。疲労はピーク。この頃から急に冷え込みが強くなり、水温をキープ出来る間隔が時間を追って短くなる。

そんな状況にありながら、魚は元気な様子。アロワナ達は興味深そうにこちらに目をやり、コリに至ってはもふる連中も出てくる始末。これで心が救われた。

 

 

日付が変わるも停電は復旧せず。

それでも夜が明けるまでにはなんとかなるだろうと気持ちを切り替え、ペットボトルのお湯入れ作業を続行すること・・・どれぐらいか解らなかったが、時計を見ると午前3時半。勢い良く水の出る音が部屋中に響き渡る。13時間40分ぶりにこの音を聞いた。

本当にいろいろあった一日だったが、水槽も生体も被害はゼロ。ただしバクテリアは何かしらのダメージを負っているはずなので、この後の経過にも注意を払う必要があるだろう。

・・・とは言っても、未だに余震が続く状況である。今こうしてブログを書いている最中も何度か揺れた。

電気の方もまたいつ止まるか解らない状況でもあるし、地震だけでなく福島の原発の問題もある。そしてなによりも、東北、北関東では未だ大変な思いをされている方が沢山いる状況である。

かく言うモフチョの親戚もその最中にいたりするが(生存確認は出来たが、家の安否が解らない親戚も)、想像以上の被害が出たと聞いているので、一刻も早くこの災害から復旧してくれることを願ってやまない。

関連記事

雑記帳

Posted by ドン・モフチョ